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	<title>花粉症対策ナビ</title>
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	<description>あなたは、ご自分の花粉症をどうしたいとお考えですか。</description>
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		<title>花粉症ワクチンというのは、どういうものなのですか</title>
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		<pubDate>Sun, 18 Dec 2011 04:23:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[最新治療法]]></category>

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		<description><![CDATA[花粉症にもワクチンがあるそうですね。どういうものなのでしようか。もう実用化されているのですか。

]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>花粉症にもワクチンがあるそうですね。どういうものなのでしようか。もう実用化されているのですか。</p>
<h3>抗原のかたちを少し変えたものです</h3>
<p>花粉症ワクチンは、この章の最初に述べた「舌下減感作療法」に対する、もう一つの方向のものです。つまり、からだに入れる抗原に手を加えて、かたちを少し変えたものにした試みの一つですが、これまで私たちが受けてきた「ワクチン」とは、仕組みが多少違っています。</p>
<p>天然痘やポリオなど感染症のワクチンは、病原体の毒性をなくしたり弱めたりしたものを注射して、体に抗体をつくらせ、その病気にかからないようにします。ただ、花粉症は、花粉に感作された細飽か出す物質によるアレルギー反応ですから、感染症のようなわけにはいきません。<span id="more-57"></span></p>
<p>では、花粉症ワクチンは何を狙っているのか……、それは体を「細菌が感染したのと同じ状態」にすることです。</p>
<p>からだに害をする細菌がやってきたときと、本来は害をしない花粉がやってきたときとでは、免疫の効き方はまったく違います。細菌がやって<br />
くると、ヘルパーＴ細胞リンパ球のうち、Ｉ型が働き、花粉がやってくると、２型が働きます。そして私たちの体のなかで、１型がふえると２型がへり、２型がふえると１型がへるというかたちで、いつもバランスをとっています。ですから、細菌感染が起これば、それを退治するために１型がふえて２型がへり、結果的にアレルギーを起こす２型を減らして、アレルギーの症状を抑えてくれるはずです。</p>
<p>そのために、抗原のスギ花粉のなかから花粉症を起こすアミソ酸の部分を取り出し、それを毒性をなくした細菌のＤＮＡに組み込みます。これを注射すると、私たちの免疫系は、「すわ細菌感染だ」と勘違いして、Ｉ型リンパ球をどっとぶやすのです。これが花粉症ワクチンこと、ＣPＧワクチンの仕組みです。</p>
<p>イヌを使った実験でその効果が確認され、いまサルをつかった実験を計画しています。従来の注射による減感作療法とくらべて、治療終了までの期間がうんと短縮されること、そして、重篤な副反応が起きないことが利点とされています。</p>
<h4>ＢＣＧもいいかもしれません</h4>
<p>ワクチンといえば、おなじみのＢＣＧがあります。これは結核のワクチンですが、これを接種すると、やはり細菌感染とおなじような状態が起こり、アレルギーを起こすIgＥ抗体のつくられる量が、うんと少なくなりますから、その分、症状が軽くなることが期待できます。</p>
<p>こういう、以前からいわれていたＢＣＧと花粉症の関係が、いま明らかになりつつあって、千葉大学で臨床試験がつづいています。これはＢＣＧを年に４回にわけて打つというもので、第１回のＢＣＧ接種で、花粉症の症状を起こす患者さんの拍Ｅ抗体の産生量が、３分の１から４分の１にへりました。その分、花粉症の症状も軽くなるでしょうから、ＢＣＧをつかったワクチンも出てくるかもしれません。</p>
<h4>ペプチド減感作療法は有望です</h4>
<p>新しい治療法のもう一つは、細菌とは関係なく、アレルゲンの花粉に別なものを加えたり、ある物質をとりはずしたりしたものを使うという方法です。</p>
<p>その一つがペプチド減感作療法（ペプチドはタンパク質の分解過程でできる、アミノ酸がいくつか結合した物質）で、スギ花粉エキスのアレルゲンから、アレルギー細胞と結びついて症状を起こすペプチドを取り外したものを使います。</p>
<p>こうすれば、アレルゲンはアレルギー細胞と結合しませんから、アナフィラキシーの不安もなく、一度に大量に打てます。安全で、効果が出るまでの期間も早く、回数も少なくてすみますし、しかも、免疫効果も高いはずです。ほかに、スギ花粉抗原にプルランという糖タンパクをくっつ<br />
けたものもあり、これも治療期間の短縮を目指しています。</p>
<p>ペプチド減感作療法は、もうヒトでの臨床試験が始まっていて、2013年中には終わる見込みです。実用化は花粉ワクチンより早いかもしれません。</p>
<h4>抗体を抑える治療は、費用が大きなネックです</h4>
<p>いま欧米で注目されているのが、花粉症の症状のもとであるIgＥ抗体が体内でできるのを抑える治療で、抗体治療（抗IgＥ抗体療法）といい<br />
ます。IgＥ抗体の産生をおさえてしまえば、アレルギー性鼻炎そのものがなくなってしまいます。つまり、アレルギー本体に対する治療で、スギだけでなく、ヒノキでもカモガヤでも、あらゆる花粉症の症状がなくなるし、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎からも解放されるのです。</p>
<p>アメリカや日本で行なわれた治験では、すばらしい効果が確認されました。ですから、日本でもということになるのですが、クスリの値段がものすごく高価なのです。そのため、医療費削減が至上命題の厚生労働省は、なかなか奨めることができません。治験こそ終了したものの、花粉症に対しては、保険で使うための申請はされない見込みです。というわけで、</p>
<p>新しい減感作療法のワクチン部門についてまとめてみると、</p>
<ul>
<li>ペプチド減感作療法は有望です。</li>
<li>ＢＣＧ療法は、意外といいかもしれません。</li>
<li>抗IgＥ抗体療法は、費用がネックです。</li>
</ul>
<p>ということになります。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>スギ花粉入りの食品で事故が起こったそうですが、舌下減感作療法と関係ありますか</title>
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		<pubDate>Thu, 15 Dec 2011 04:04:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[最新治療法]]></category>

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		<description><![CDATA[スギ花粉が入っている健康食品を食べるか飲んで、危篤になった方がいると聞きました。舌下減感作療法をやっていた人ではないのでしょうか。

]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>スギ花粉が入っている健康食品を食べるか飲んで、危篤になった方がいると聞きました。舌下減感作療法をやっていた人ではないのでしょうか。</p>
<h3>いいえ、舌下減感作療法とはまったく無関係です</h3>
<p>その事件が起こったのは2007年の二月のことです。自宅で、スギ花粉が入っているというカプセルをのんだあとテニスをした花粉症の女性が、急に呼吸困難を起こして倒れました。重いアナフィラキシーを起こしたと思われ、一時は生命の危険さえ心配されたほどでした。</p>
<p>報告をうけた厚生労働省は、四月、スギ花粉を含んでいるドリンクや飴などの「健康食品」をつくっているメーカーに対して、販売の際には、パッケージに、スギ花粉を含んでいることだけでなく、「スギ花粉症の方が摂取した場合、重篤なアレルギー症状を引き起こす可能性がある」<br />
旨の注意を明記すること、広告やパッケージに、花粉症に効果があると受け取られるような文言をつけないこと、つけた場合は薬事法違反になるから販売中止や回収などを行なうという通達を出しました。<span id="more-54"></span></p>
<p>ですから、いま、花粉症がよくなるとか軽くなるという宣伝文句のついた、スギ花粉エキス入りの食品はないはずです。</p>
<p>スギ花粉入りの「健康食品」には気をつけてください</p>
<p>とはいえ、この事件は、多くの教訓をふくんでいます。一つは、いくら簡便な方法とはいえ、医師の目がまったく届かないところで、アレルギーの原因物質を摂取するのは危険だということです。</p>
<p>注射での減感作療法では、毎回、治療をうけたあとしばらく、患者さんは私たちスタッフの近くで休んでいただくし、どのような副反応が起きるかという説明もきちんと行ない、患者さんにしっかり納得していただいて治療にあたっています。舌下減感作療法でも、説明は勿論、最初は<br />
必ず口の中の反応をみますので、通信販売のカプセルを、ただ飲むようなものではありません。</p>
<p>また、カプセルに入っているスギ花粉エキスの純度と濃度が、どこまできちんと管理できていたかも疑問です。私たちがつかう標準化スギ花粉エキスは、きちんと濃度管理されたものですが、そのかたちになるまで、かなりの年月がかかりました。スギ花粉のエキスといっても、スギの花粉を集めて、簡単につくれるようなものではないのです。</p>
<p>一般論になりますが、いわゆる健康食品として世間に流通しているものには、製品の規格や基準のないものが多くありますし、同じメーカーの製品でも、その含有成分が全て均一かどうかは分かりません。成分表示のないもの、成分表示はあっても、肝心の成分の含量が記載されていないものなども多く、これまで使っていてなんにも起こらなかった製品でも、健康被害が起こる可能性があるのです。</p>
<p>私たちのところで、今までずっと事故なく減感作療法が続けられてきたのも、減感作療法のメリットだけでなく、起こりうるあらゆるデメリットを患者さんに伝え、よく理解していただいているからです。舌下減感作療法が在宅でもできることは間違いありませんが、そのときでも、医師の目と患者さんのインフォームドコンセントは欠かせません。</p>
<p>これからの医療では、患者さん一人ひとりの「自己責任」と「理解」が重要になってきます。医療費削減のため、医家向けの薬剤がどんどん町の薬局で手に入るようになり、患者さんが自分で自分の健康を管理する「セルフメディケーション」の場面がふえていくからです。いくらカプセルに入っていたり、錠剤になっていたとしても、健康食品は「食品」です。医療に使うものではないことは、よく認識しておいてください。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>新しい減感作療法について教えてください</title>
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		<pubDate>Mon, 12 Dec 2011 03:28:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[最新治療法]]></category>

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		<description><![CDATA[注射が苦手な私に、友人が、スギのエキスを口から入れる減感作療法もあるようだと教えてくれました。どういうものなのでしようか。いいものなら、すぐやりたいのですが、それは可能なのでしようか。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>注射が苦手な私に、友人が、スギのエキスを口から入れる減感作療法もあるようだと教えてくれました。どういうものなのでしようか。いいものなら、すぐやりたいのですが、それは可能なのでしようか。</p>
<h3>痛みや副作用もなく、治療期間も短い、今までの欠点を改善した治療法です</h3>
<p>お友だちが教えてくれた、口からスギ花粉エキスを入れる療法は、「舌下減感作療法」といいます。欧米ではすでにイネ科の花粉症などに対して普及している方法で、ＷＨＯも1998年に治療法の一つとして推奨し、それを受けて、日本でも私のところや千葉大学などで、臨床試験を<br />
始めている最中です。結果もまずまずで、20１2年ごろには認可されるでしょう。ですから、今すぐというわけにはいきませんが、しばらくお待ちくだされば、大丈夫、うけられます。（ＳＬＩＴという名前で、やっているクリニックがありますが、保険がきかない現在、自由診療となっています。その費用は施設によって違っていて、毎月１万８千円～２万円くらいかかるそうです）<span id="more-51"></span></p>
<p>従来の減感作療法は、第２章でお話ししたように、アレルゲンのエキスとグリセリンを混ぜた標準エキスを薄めたものを、注射で徐々に増量し、濃度も濃くしながら免疫力をつけていく方法です。期間がかかる、とくに通院回数が多くなること、注射なので痛みがあること、アナフィラ<br />
キシーなどアレルギー発作が起こる危険があることなどがあり、なかなか普及しませんでした。</p>
<p>しかし、根治療法であることは確かですから、花粉症の成り立ち、それに関わるリンパ球や、アレルギー細胞などが出す症状の原因物質のことが少しずつわかるにつれて、さまざまな方向から、従来の減感作療法を改善する方法が提案されるようになりました。</p>
<p>一つは、アレルゲンを体に入れるルートを変えようという方向、もう一つは入れるアレルゲンを工夫しようという方向で、舌下減感作療法は、そのうちのルート変更案の代表選手です。</p>
<h4>エキスをしま世たパンの切れ端を口に含みます</h4>
<p>方法はきわめて簡単です。１日１回、パンの切れ端に標準のスギ花粉エキスをしみこませ、そのまま２分ほど、口の中でふくんでいてもらいます。２分か過ぎれば、パンを出してもいいし、そのまま飲み込んでもかまいません。いまは１ヵ月に１回、通院していただいていますが、自宅<br />
でできる療法です。舌下というのは口にふくむという意味で、むりに舌を持ちあげて、その裏側にいれる必要はありません。</p>
<p>漆職人さんたちは、以前からかぶれるのを防ぐために、弟子人りしてきた新人に、漆をうすめて飲ませていました。こうすると、ふつうなら起こるアレルギー反応が起こらず、結果として漆にかぶれなくなるからです。経口免疫トレランスといいますが、お子さんに多い卵アレルギーも、少しずつ食べていくという、似た方法で治ります。</p>
<p>ですから、注射によるスギの減感作療法に効果があるとわかったあと、「のむ」方法はどうかと考えた研究者は、一人ではありません。ところが、「のむ」減感作療法は治療の主流にはなりませんでした。というのも、スギ花粉エキスをのんでも、期待通りの効果が上がらなかったから<br />
です。</p>
<p>舌下減感作療法は「のむ」のではありません。口に「ふくむ」のです。時間にして２分足らずのわずかな違いですが、効果の違いはてきめんです。なぜなのでしょう。</p>
<p>風邪などをひくと、よく首のリンパ節が腫れますね。のどには左右の扁桃があり、さらに首の周りにはたくさんのリンパ節（体内のリンパ節の４割近く）があって、そこには、細菌をつかまえるリンパ球、なかでも樹状細胞という捕食細胞がたくさんいて、細菌を効率よく捕まえては、つぎつぎに始末しています。その戦いのために、しばしばリンパ節が腫れますが、おなじように、入ってきたスギ花粉エキスも異物ですから、口に含んでいるうちに、粘膜からしみこんだものを、樹状細胞が細菌同様に捕食して、効果的に免疫ができていくのです。</p>
<p>卵アレルギーが「のむ」のとおなじ、「食べる」ことで効いたのは、そのアレルギー反応が、腸管の粘膜で吸収されて起こっているからです。しかし、花粉症の症状のほとんどは、首から上の、鼻や目の粘膜で起こります。それなら、そこに近いリンパ節を利用して免疫をつけたほうが<br />
合理的です。というわけで、スギ花粉エキスを一定時間、口の中にふくんでもらうようにしたのです。</p>
<p>すると、パンからしみだしたスギ花粉エキスが、じわじわと口の中の粘膜から吸収されて、扁桃や首のまわりにたくさんあるリンパ節に入ります。これが大事なことで、「のむ」場合は一瞬でのどを通過しますから、首のまわりのリンパ節がまったく刺激されなかったのです。</p>
<p>パンは口の中に含んでいてもらうための手段ですから、別にパンである必要はありません。ただ、いろいろなことを考えると、いい方法だと思います。ちなみにスギ花粉エキスにはグリセリンが入っていて、甘く感じ、口に含むのは苦痛ではありません。</p>
<h4>痛みもなく時間もかからない、それでいて有効率は８０パーセントも</h4>
<p>減感作療法を始める前にはしっかりと検査をしましたが、舌下減感作療法に特別な検査はありません。必要なことは、スギ花粉症であることを証明する検査だけです。そして、スギ花粉エキスを薄いものからだんだん濃くしていくのは、注射による減感作療法とおなじですが、注射のほうは患者さんごとに許容の閥値をしらべ、対応を考えて、濃さや間隔を変えて行なうのに対し、舌下では、どの患者さんにも、おなじスケジュールで濃くしていくところが違います。アナフィラキシーを起こしませんから、どの患者さんでもおなじスケジュールで大丈夫なのです。</p>
<p>具体的にいうと、私たちのところでは、まず２ＪＡＵという濃度のスギ花粉エキスを１滴（Ｏ・０５ミリリットル）、パンにしみこませたものを口に含んでもらいます。これを毎日１回、下の表のように量をふやしながら１週間つづけたあと、次の週は２０ＪＡＵ、そのつぎの週が２００ＪＡＵ、最後の４週目は2000TJAUと濃くしていって、あとは、維持量である2000JAUの濃度の20滴投与をつづけることになります。そして、「維持量」<br />
に達したあとは、季節的なことも考えに入れながら（花粉が飛ぶ季節には、患者さんの反応が強くなるので）、口に含む回数を週に２回から週にＩ回、そして２週間に１回と間隔を広げていって、それを１～２年間つづけます。この間は、なにか異常があったときはもちろん、様子をお聞<br />
きしたり、エキスの補充のために、定期的に１ヵ月にＩ回、病院へ来ていただきます。</p>
<p>この方法は、維持量に達するまでの期間が短く、通院回数もずっと少ないこと、痛くないことが大きなメリットで、お子さんや高齢の方も気楽にうけていただけます。</p>
<p>また、特別な検査もいらないし、全ての患者さんがまったくおなじスケジュールでいいというのも、いいことです。副作用も、入によって口にかゆみを感じる程度で、アナフィラキシーも起こりませんから、どこの医院でもできますし、将来は在宅でも可能になるでしょう。それでいて、有効率はおよそ80パーセント、この数字は注射にくらべて、同じか、少し弱いくらいですから、欧米で普及したのは、きわめて当然のことでした。</p>
<h4>注射による減感作療法との違い</h4>
<p>注射による減感作療法の反応は、人によって大きくちがいます。激しい反応が出る人もあれば、出ない人もあります。ですから、安全を考えて、その人の「闘値」を測り、反応が出ない濃度からスタートし、反応の具合をみながら、徐々にゆっくり濃くしていきます。感作療法に特別な検査はありません。必要なことは、スギ花粉症であることを証明する検査だけです。そして、スギ花粉エキスを薄いものからだんだん濃くしていくのは、注射による減感作療法とおなじですが、注射のほうは患者さんごとに許容の閥値をしらべ、対応を考えて、濃さや間隔を変えて行なうのに対し、舌下では、どの患者さんにも、おなじスケジュールで濃くしていくところが違います。アナフィラキシーを起こしませんから、どの患者さんでもおなじスケジュールで大丈夫なのです。</p>
<p>具体的にいうと、私たちのところでは、まず２ＪＡＵという濃度のスギ花粉エキスを１滴（0.05ミリリットル）、パンにしみこませたものを口に含んでもらいます。これを毎日Ｉ回、下の表のように量をふやしながら１週間つづけたあと、次の週は２０ＪＡＵ、そのつぎの週が２００ＪＡＵ、最後の４週目は2000TJAUと濃くしていって、あとは、維持量である2000JAUの濃度の20滴投与をつづけることになります。そして、「維持量」に達したあとは、季節的なことも考えに入れながら（花粉が飛ぶ季節には、患者さんの反応が強くなるので）、口に含む回数を週に２回から週にＩ回、そして２週間に１回と間隔を広げていって、それを１～２年間つづけます。この間は、なにか異常があったときはもちろん、様子をお聞きしたり、エキスの補充のために、定期的に１ヵ月に１回、病院へ来ていただきます。</p>
<p>この方法は、維持量に達するまでの期間が短く、通院回数もずっと少ないこと、痛くないことが大きなメリットで、お子さんや高齢の方も気楽にうけていただけます。</p>
<p>また、特別な検査もいらないし、全ての患者さんがまったくおなじスケジュールでいいというのも、いいことです。副作用も、入によって口にかゆみを感じる程度で、アナフィラキシーも起こりませんから、どこの医院でもできますし、将来は在宅でも可能になるでしょう。それでいて、<br />
有効率はおよそ80パーセント、この数字は注射にくらべて、同じか、少し弱いくらいですから、欧米で普及したのは、きわめて当然のことでした。</p>
<h4>注射による減感作療法との違い</h4>
<p>注射による減感作療法の反応は、人によって大きくちがいます。激しい反応が出る人もあれば、出ない人もあります。ですから、安全を考えて、その人の「闘値」を測り、反応が出ない濃度からスタートし、反応の具合をみながら、徐々にゆっくり濃くしていきます。</p>
<p>そして、エキスは皮膚に注射しますから、皮膚に注射したときの反応を「閾値」を決める目安にしました。ですから、この閾値は、花粉症やアレルギー鼻炎の程度を知るものでもなければ、鼻や目の症状が、出る、出ないという目安でもありません。まったく減感作療法のためだけの数値です。</p>
<p>一方、舌下減感作療法は、皮膚をつかいません。エキスが吸収されるのは口の中の粘膜ですから、皮膚反応で「閾値」をみても、意味がありません。ですから、従来のような「閾値」の検査は必要がないのです。</p>
<p>気になる費用ですが、今の試算では、保険が適用されても、月5000円ほどになります。ただ、このままでは少し費用がかさむので、もう少し安くするような工夫を、いろいろ考えているところです。実用化されるときには、多少安くできるでしょう。</p>
<h4>結論</h4>
<p>というわけで、舌下減感作療法は、あなたの未来と花粉症治療の現場を変える画期的な方法です。これまで敷居が高かった「減感作療法」が、これほど身近で手軽になるなど、信じられないくらいです。今までためらっていたり、仕事の都合であきらめていた方も、ぜひご一考ください。いまのところ、エキスはスギ花粉だけですが、将来はハウスダストも考えられています。</p>
<h4>《鼻からの減感作療法》</h4>
<p>海外では、鼻から減感作療法をやっているところもあります。クロモグリク酸ナトリウムという抗アレルギー薬を鼻に噴霧してから、特定の抗原物質を入れていきます。すると、最初は症状が出ますが、くりかえしやっていくうちに症状がなくなるというものです。ただ、日本ではやっている施設がなく、効果も実証されていません。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>減感作療法は、どんなふうに行なうのですか</title>
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		<pubDate>Sat, 10 Dec 2011 02:35:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[花粉症治療]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://s6av.com/?p=48</guid>
		<description><![CDATA[減感作療法は、アレルギーの要素が少ない、粘膜や神経の過敏症の方には、あまりいい方法ではありませんから、患者さんには、最初にしっかり問診と検査をして、その方の花粉症加減感作療法に合っているかどうかをしらべます。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>検査や、治療のスケジュールなどについて、教えてください。</p>
<h3>まず、問診と検査から始まります</h3>
<h4>《問診の項目》</h4>
<ol>
<li>年間を通して考えて、どういう症状がいつごろ出て、いつごろまでつづくか</li>
<li>１日のうち、いちばん症状が出やすいのは何時ごろか</li>
<li>初めて症状が出たのはいつか</li>
<li>通年性のアレルギー性鼻炎や、食べ物のアレルギーはあるか</li>
<li>家族に花粉症と診断された人はいるか</li>
<li>犬や猫などを飼っているか</li>
<li>タバコは吸うか</li>
<li>くしゃみは出やすいか。ラーメンを食べると、汗が出たり、鼻水がでたりしないか</li>
<li>お住まいはとこか</li>
<li>職業は。勤め先は。出身は。などなど</li>
</ol>
<p>大事な注意の一つは、花粉が飛び出す、少なくとも３ヵ月ほど前に治療を開始する、ということです。減感作療法の目標である「維持量」（あとで説明します）に達するまで、ふつうのスケジュールでは、どうしても12～13週、３ヵ月くらいはかかりますから、スギ花粉が原因なら、遅<br />
くても秋口の十月ごろには始めたいのです。</p>
<p><span id="more-48"></span></p>
<p>減感作療法は、アレルギーの要素が少ない、粘膜や神経の過敏症の方には、あまりいい方法ではありませんから、患者さんには、最初にしっかり問診と検査をして、その方の花粉症加減感作療法に合っているかどうかをしらべます。また、こういった検査は、風邪薬などをのんでいると、結果が正確にでませんので、検査を受ける前は、クスリの服用は控えていただきます。</p>
<p>そして、減感作療法の効果があるスギ花粉症とわかったら、その方の「闘値」（ある刺激が生体に反応をひきおこす最小の値のこと。反応を起こす境目になる数値なので、閾の値と書きます）をしらべます。具体的には、スギ花粉から採った、閾値を知るための標準エキスを、たとえば1000倍に薄めたもの、１００倍に薄めたもの、10倍に薄めたものというふうに、濃度の薄いものから順に皮内に注射していきます。すると、初めて赤く腫れる症状が起こる濃度がわかります。その希釈倍率が、その方の「閾値」で、減感作療法の、まず最初の目的は、閾値の濃度のスギ花粉エキスを注射しても、反応が出ないようにすることです。</p>
<p>そのために、閾値の濃度を薄めたものから出発して、そのあと慎重に患者さんの様子をみながら、注射液の濃度を上げていきます。そして、エキスがその人に対して許される最大の濃度になったもの、これが「維持量」です。この「維持量」の濃度は、人によって、またアレルゲンによって違いますが、スギ花粉で使っている濃度の単位の場合、ほぼ2０００JAU（ジャパニーズ・アレルギー・ユニット・日本で使っているスギ花粉エキスの濃度の単位）、量としては０.０５～０.１ミリリットルくらいです。</p>
<h4>薄めた花粉エキスを、一定の間隔で注射していきます</h4>
<p>さて検査の結果、あなたの閾値が１０００分の１の希釈倍率だったとしましょう。</p>
<p>最初の注射は、その10倍薄い、１万分の１の濃度から始めて、週に２回ずつ注射していきます。第１回は、標章エキスを１万分の１に薄めたものを０.０２ミリリットル、皮下に注射します。この濃度は、スギ花粉で使っている濃度の単位では、ほぼ２ＴＪＡＵに相当します。</p>
<p>次はおなじ濃度で０.０３ミリリットル、その次は０.０５ミリリットルと量をぶやしていって、第５週の９回目に０.５ミリリットルまで増やすことができたら、今度は濃度を1０倍濃くして、２０ＴＪＡＵの濃度の液を０・０５ミリリットルから注射をし、８週が終わって16回目に０.５ミリリットルになったら、さらに濃度をあげます。この方法を、減感作療法の「5０パーセント増量法」と呼んでいます。</p>
<p>注射したところが腫れても、焦ることなく、ようすをみながら、気長に少しずつ量をぶやしていきます。そして、０.５ミリリットルになったら、さらに濃度をあげます。そして、ジンマシンが出たり、赤く腫れたりしない、ぎりぎりの濃度、注射をしたところが、２～３センチくらいしか腫れなかったり、症状が改善されたことが確認できたら、これが「維持量」となり、以後はこの濃度と量の注射をくり返していきます。１５週までいかずに維持量に達する方もたくさんいますが、たぶん、最初にしらべた閾値よりは、濃度の高いエキスにも耐えられるようになっているはずです。</p>
<p>注射する間隔は、最初の１５週が週に２回です。この間を「増量期」といって、からだのなかに入れる抗原の量をぶやしていっている時期です。そして「維持量」に達したら、その後が「維持療法」の時期となり、最初の４週が１週間に１回、その後の８週が２週間に１回、そのあと１ヵ<br />
月に１回の注射を、「よくなる」まで、つまり、注射したところも腫れず、目や鼻の症状も出なくなるまで、最低２～３年くりかえす、ということになります。</p>
<p>このスケジュールのエキスの濃度や回数は、季節や患者さん一人ひとりの状態や反応によって、もちろんちがってきます。もっとも理想的な一例をあげると、十月から治療を始めれば、花粉がじっさいに飛び始める三月には、２週間に１回の注射という維持療法の時期に入り、花粉シーズンの四月五月は１ヵ月に１回の注射でのりきり、さらに夏、秋、冬とつづけていく……。</p>
<p>しかし問題は、この方法だと、人による違いはあるにせよ、順調にいっても維持量になるまで12～13週くらいかかり、その間に30回近くも通院しなくてはならないことです。そこで、４～５日の入院で、毎日夜数回の注射をして維持量までもっていく「急逓減感作療法」もあります。入<br />
院できるなら、どんな人にもできますが、ただ、維持量に達したあと、２週間に１回とか１ヵ月に１回、通院していただくのは同じで、入院しているあいだに減感作療法が終わるわけではありません。</p>
<p>私たち日本医科大学では、「半急速」とでもいえばいいでしょうか、この両者の中間をいく、入院せずに、しかも通院回数をへらして、８～10週で維持量にもっていく、独自の方法をやっています。患者さんの負担は大幅に減りますが、その一方、副作用の発生が高くなる可能性があるので、花粉症や<a href="http://avs6.com/allergy/" target="_blank">アレルギー</a>について、よくよく知っている専門医のもとで、慎重に行なわなければなりません。その方の状態ではどうしてもできないこともありますから、ご自分の症状でこの方法ができるかどうかは、主治医の先生とご相談ください。</p>
<p>また、<a href="http://www.kodadowd.com/funinsho/" target="_blank">妊娠している</a>方は、「増量期」の治療は控えていただきます。ただ、「維持療法」の段階に入っているなら、妊娠も可能ですし、妊娠中も、授乳期になっても、維持量の注射には、なんの問題もありません。</p>
<p>そして、全ての人に共通ですが、注射がおわってからの20～30分は、必ず近くに座って過ごしていただきます。これは、副反応（副作用の反応）が出ても、すばやく、きちんと対処するためで、なんともないのを確認してから、帰っていただく、ということになります。</p>
<p>ちなみに、検査もふくめ、この治療はずっと外来で行ないます。そして、健康保険がききますから、再診料と注射の治療費は、３割負担で１回数百円くらいです。</p>
<h4>時間と手間がかかるし、副反応も心配ですが、でも大丈夫</h4>
<p>この減感作療法が、花粉症のアレルギー反応を起こりにくくさせ、ときにはまったく起こらなくする治療であることには、誰からも異議はでません。ただ、いくつか問題点があります。</p>
<p>その一つは、患者さん側にかなりの根気が必要だということです。ふつうの方法では、効果が出るまで約１年かかります。とくに最初のうちは、毎週２回、病院へ通わなくてはなりませんから、忙しい方などは、つい二の足を踏むことになってしまいます。</p>
<p>定期的に通う病院やクリニックが近所に必要だ、ということが、第二の問題でしょう。どの病院でもいいわけではないし、やっているところを捜すことから始めなくてはならない患者さんもいます。しかも、症状が出ていないのに病院へ行くということは、基本的にかなり面倒なことで、<br />
なかなか続かない原因の一つになっています。</p>
<p>三つ目は、注射にともなう「副反応」が起こる可能性が、多かれ少なかれある、ということです。注射したところがパンパンに赤く腫れたり、ジンマシンが出たり、ときにはアナフィラキシーショックという強烈な症状も起こりえます。</p>
<p>「副反応」への対応は、経験のあるアレルギー専門医なら、間違いなくやってくれます。私たちはあわてないし、わかっていれば、患者さんも驚きません。アレルギー症状が強く出たらこんな症状になるのですと、常日頃から患者さんにお話しして、つぎは少し量を減らしましょう、と<br />
いえば、納得してくださいます。そして、しばらく休んでいただいて、その日そのまま病院から帰れるように手当てをします。充分な経験を積んでいるから、「大丈夫です」と患者さんにいうことができるし、患者さんもその言葉を信用して下さるのです。</p>
<p>なにも事前に説明せず、しかも放置するから問題になるのです。減感作療法が医師も施設も選ぶといわれるのは、そのためです。</p>
<p>四つ目は、注射がいやだとか、痛いという人には苦手な治療だということです。いくら細い針を使っても、痛みがゼロになるわけではないし、注射液そのものがもたらす痛みもあります。</p>
<p>五つ目は、重複抗原といって、花粉症の患者さんは、スギだけでなく、カモガヤなど、ほかの花粉にもアレルギー反応が出ることが珍しくありません。同時にやれば別ですが、カモガヤなど標準抗原がないときは、重複の具合によって、なかなか効果が上からないことも起こります。スギの減感作療法が効果をあげれば、それに伴って、ほかのアレルギー反応の改善も期待できますが、それはあくまでも「期待」の範囲内のことです。</p>
<p>六つ目は、効いたかどうかを判定する基準が、まだ定まっていないことです。糖尿病の血糖値のような、効果がそのまま反映する客観的な指標が、花粉症にはありません。花粉の飛散状況は年により地域によってちがうため、花粉が少ないときは症状が軽くなって、治療の効果と関係なく「効いた」と思ってしまいがちですし、花粉が非常に多い年なら、効いているのに症状が出ることもあって、単純な比較ができにくいのです。</p>
<p>じつは、効いたかどうかの「判定基準」も、ないわけではありません。私はそのために、オハイオーチェインバーを使って、「誘発試験」や「鼻汁量検査」をくりかえしやっています。じっさいのスギ花粉を、決まった量、使えますから、鼻汁の量がこれくらい減れば、この人はもう花粉を吸い込んでも症状は出ないな、と、客観的な判定基準になりますが、どこでもやっているわけではないのが、悲しいところです。</p>
<p>七つ目は、健康保険の制度上、この減感作療法をする医師側のメリットが、あまりにも少ないことです。減感作療法を安仝にきちんとやろうとしたら、看護師けじめ、スタッフの数も必要ですし、診察時間もかかります。それなのに、保険の点数が低いのです。</p>
<p>どれも、患者さんはもちろん、医師にも足をすくめさせるに充分な、大きな問題です。しかし、どれも乗り越えられない問題ではありません。　というわけで、現在の減感作療法がかかえている問題点の主なものは、ほぼ解決できると、私は考えていますが、さらに、いろいろ改良した新しい「減感作療法」が開発され、その有効性などが確かめられているところです。</p>
<h4>《検査の項目》</h4>
<ul>
<li>鼻粘膜（鼻鏡）検査</li>
<li>鼻汁好酸球検査</li>
<li>ＲＡＳＴ検査</li>
<li>皮膚反応検査（皮内テスト）</li>
<li>鼻誘発検査（鼻誘発テスト）</li>
<li>エックス線・ＣＴ検査</li>
</ul>
<p>鼻づまりが強い方に、副鼻腔炎などがないか。ポリープなどほかの鼻の病気がないか､調べる検査です</p>
<h4>《減感作療法の副作用》</h4>
<p>これには、注射したところに出る局所の反応と、全身的な反応があります。局所の反応は、注射したところが赤くなったり、腫れたり､蝉くなることで､ある程度､注射液の濃度が高くなったころに出がちです。赤くなったり腫れたところが３センチ以内で、それが３日以内におさまるなら心配はいりません。ただ、５センチ以上になったら要注意です。</p>
<p>全身の反応には、ジンマシンが出たり、鼻炎の症状が悪化したり喘息の症状がでたり、ということがあります。もっとも重い反応はアナフィラキシーですが、経験のある専門医のところなら、ほとんど起こることはありませんし、起こっても、ほとんどベッドで寝こむことなく、病院を歩いて出られるくらい、よくなります。こういうことができるのが専門医ですし、逆にいえば、そういうことができるスタッフのところで行なう治療なのです。</p>
<p>減感作療法に経験のある医師が行なった場合、喘息発作が起こるのは、1000～2000回の注射に１回、アナフィラキシーは200万回の注射に１回程度といわれています。</p>
<p>実際、日本医科大学では、週に50人ほど減感作療を続けていますが、アナフィラキシーは1990年以来、一人も起こっていません。また1979年から1990年まで1600例以上の減感作療法を行なって、全身の発疹や喘鳴などがみられたのは、症例数でいうと約１パーセント、注射の回数を考えると､0.1パーセントで、これをみても安全な治療法だということができます。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>検査でハウスダストとスギ花粉がアレルゲンとわかりました、そんなときは……</title>
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		<pubDate>Wed, 07 Dec 2011 15:52:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[花粉症治療]]></category>

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		<description><![CDATA[お子さんのような、複数のアレルゲンをもつ患者さんは、たくさんいらっしやいます。なにかにアレルギーを起こすと、別のものにもアレルギーを起こしがちだからです。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>私の息子はすっと、ハウスダストが原因の通年性アレルギー鼻炎といわれ、治療もしてきましたが、先日、病院で検査をしてちらったら、スギ花粉にも陽性ということがわかりました。中学受験も近く、できるなら根本的によくしてやりたいし、本人もそう望んでいます。両方の減感作<br />
療法をうけたいのですが、ますハウスダストをやってから、つぎにスギ花粉の減感作をやるのでしようか。それではずいぶん時間がかかり、受験に間に合わないと心配しています。<span id="more-44"></span></p>
<h3>複数のアレルゲンがあるときは、同時にやります</h3>
<p>お子さんのような、複数のアレルゲンをもつ患者さんは、たくさんいらっしやいます。なにかにアレルギーを起こすと、別のものにもアレルギーを起こしがちだからです。</p>
<p>お子さんの症状は、まだハウスダストによる鼻炎だけで、花粉症の症状は出ていないのでしょうか。</p>
<p>お子さんにハウスダストの減感作療法をするのは、なにも異論はありません。</p>
<p>では、スギ花粉症に対してはどうか……もし、スギが今後減っていったり、スギ花粉症そのものがそう多い花粉症ではないなら、やらなくてもいいでしょう。しかし、スギはそうではありません。日本からスギがなくなることは、少なくともここ50年はありませんし、その症状は世界の花粉症のなかでも、一、二を争う激しいものです。ですから、やっておいたほうがいいでしょう。このときは、二つ同時に減感作療法をします。左右の腕のそれぞれに、ハウスダストのアレルゲンエキスとスギ花粉のアレルゲンエキスを打てばいいので、同時に治療ができるのです。</p>
<p>ブタクサやイネ科の植物による花粉症が多いアメリカでは、減感作療法のときには、皮内反応でアレルゲンとわかったものをすべて、いっしょに注射するのがふつうです。たとえばカモガヤが陽性、チモシーグラスも陽性、ジュニパーグラスも陽性、ブタクサも陽性の人なら、ミックスドグラスといって、陽性になったものすべて、20種でも30種でも混ぜて、いっしょに注射します。ヒノキやシラカバなどを合わせたミックスドツリーもあります。</p>
<p>日本では、そこまで極端ではありません。いろいろなものを混ぜると、副作用がでたとき、どれが原因なのかわかりません。そこで一本一本、別のところに打つのです。</p>
<p>現在、標準抗原といって、安定した品質の「抗原」が用意されているのはスギだけですが、ハウスダストとブタクサも、安定的に作られています。しかし、それ以外の、安定的な「抗原」のないカモガヤの減感作をやろうとしたら、大学病院のようなところで倫理委員会を通してからで<br />
ないとできません。抗原が手に入りづらいのと、保険点数が低くて、病院側の経営のメリットにならないからです。</p>
<p>アメリカでは、減感作療法が医療として成立していて、非常にいい結果が出ています。それは、たくさんの人に行なって、効果が出ている人がたくさんいるからです。</p>
<p>日本では、減感作療法をやるうえで、デメリットが多すぎます。手間がかかる、リスクがある、それなのにひとりの医師がみることができる患者数では、とても収入にならない……おのずとやる医師が少なくなり、うける患者さんもへっていく。そういうことで、減感１　　療法についての正<br />
しい知識もなかなか広まっていないのです。</p>
<p>最後はちょっと愚痴になりましたが、とにかくお子さんは、ハウスダストとスギ花粉をあわせた減感作療法ができます。お任せ下さい。</p>
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		<item>
		<title>減感作療法は本当に効くのでしょうか</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 15:45:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[花粉症治療]]></category>

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		<description><![CDATA[主治医から「減感作療法」を奨められています。この療法で、私のひどい花粉症が、本当に治るのでしようか。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>主治医から「減感作療法」を奨められています。この療法で、私のひどい花粉症が、本当に治るのでしようか。減感作療法は手間と時間がかかるだけで、あまり効かない、クスリでつらい時期だけやり過ごしたほうがいいという話も、ときどき聞くのですが……。</p>
<h3>もちろんです。正しく行なえば、ほぼ８割の方に効果があります</h3>
<p>あなたは何をお望みなのでしょうか。結論は、その一言に尽きます。「減感作療法（特異的免疫療法）」は、現在、花粉症を根治させうる唯一の方法で、効かないことはありません。ただ、時間がかかります。また、病院へ通い続けなくてはなりません。</p>
<p>花粉症の症状がそんなに重くなく、クスリやマスクなどで、シーズンをなんとか過ごせているなら、そのままでもいいでしょう。しかし、あなたがまだ若く、花粉シーズンの間、眠れない夜がつづいたり、熱が出たり、お化粧ができないくらい顔が腫れたり、一瞬もティッシュが手離せなかったり、頭痛や腹痛がひどくなったりという、かなり重い症状がっづくのなら、主治医のお奨めのように、一度、減感作療法をお考えになる価値は充分にあります。<span id="more-40"></span></p>
<p>あなたの花粉症が減感作療法に向くタイプ（症状が粘膜の過敏性などで起きているのではなく、純粋に<a href="http://www.twaqe3.com/cat7/" target="_blank">アレルギーが原因</a>のもの）なら、治療のあとまったくクスリのお世話にならないで、花粉のシーズンをすごせる可能性があるからです。とくに、あなたが若ければ若いほど、減感作療法のメリットは増します。</p>
<p>なにも治療せずに、自然のままで花粉症がらくになるのは、免疫の反応が鈍くなる、80歳を過ぎてからです。それまでいったい何年あるか……何年、あの症状をがまんしなくてはならないかということも、一度、お考えになってみてください。</p>
<h4>古くて新しい治療法です</h4>
<p>減感作療法は、今から約百年前、1911年にイギリスのメーン医師が始めた「古い」治療法ですが、最近になってさまざまな試みがされている、花粉症治療ではもっとも革新的で「新しい」治療法でもあります。</p>
<p>ＷＨＯ（世界保健機関）や日本のガイドラインにもあるように、花粉症の根治療法が減感作療法だという認識は、世界的にも共通しています。</p>
<p>そのガイドラインでは、減感作療法について、５歳以下の患者さんは副反応が出やすいため治療に際して気をつけたほうがいいということと、原因であると、はっきりしている抗原（アレルゲン）にだけ行なったほうがいいとも書かれています。そして、この療法がもっとも効果があるのが花粉症で、二番目が刺性昆虫です。たとえばハチアレルギーの患者さんに行なえば、刺されても死ななくなります。そして三番目がアレルギー性の結膜炎や喘息です。</p>
<p>欧米ではどんどん普及しているのに、なぜ日本では、今まであまり減感作療法が普及しなかったのか、あるいは、「効かない」という話が広まっているのでしょうか。</p>
<p>これには最初にも申し上げたように、二つの大きな理由があります。</p>
<p>それは、</p>
<ol>
<li>アレルギーの関わりが乏しい過敏性の強い人にも、この療法を行なっていた。つまり、効かない人にやっていた。</li>
<li>実際に治療を行なっていた医師が、アレルゲンの再投与による激烈なアナフィラキシー発作をこわかって、充分な量をやっておらず、そのために体の免疫変化が起こせなかった、つまり、効かない量をやっていた。</li>
</ol>
<p>からです。</p>
<p>これからお話しする、私たちの減感作療法は違います。事前にきちんと検査して、アレルギー以外のいろいろな過敏症をチェックしますし、治療のときは、毎回、最初から最後まで私たちスタッフがついていて、どんな反応が起こっても大丈夫なように準備していますから、量が足りず<br />
に免疫変化が起こせないこともありません。ですから、治療を受けた方のほぼ80パーセントが、鼻や目の症状が本当にらくになったといっていて、とくに３分のＩの方は、ほとんどクスリなしに花粉シーズンを送ることができるようになったのです。また、私ども日本医科大学のデータで<br />
は、減感作療法を始めて一年以上経った人がスギ花粉の大量飛散年にぶつかっても、60パーセントが無症状、22パーセントが軽症なままで過ごし、鼻づまりなど生活に何らかの支障が１週間以上出た人は17パーセントでした。</p>
<h4>患者さんごとに治療計画をたてることが重要です</h4>
<p>具体的な方法をお話しする前に、もう一つ申し上げておきたいことがあります。</p>
<p>市中のクリニックで花粉症を治療している多くの医師は、ごく短期間でしか、その患者さんをみていません。スギ花粉症ならせいぜい二月から四月か五月までの２～３ヵ月、しかもその患者さんが来年またきてくれるとは限りませんから、不特定多数の患者さんに短期間クスリを渡して<br />
いるのが、現在の日本の花粉症治療の実態です。</p>
<p>私のところにくるぼとんどの患者さんは、そんな他の施設で治療をうけていて、それでもどうにも我慢できず、なんとかしてくれということで、お見えになります。当然、おつきあいをする期間はうんと長くなります。そんな患者さんを前に、一通りの診察と検査が終わったあと、まず私かお話しするのが、その方の花粉症のこれまでと、これから治療をしないで放っておいた場合の自然史です。</p>
<p>……いまあなたのなかでは、細胞の状況がこんなふうに変わってきて、こういう原因物質がたくさん出ているから、鼻の症状が強いのです。<br />
皮膚も少しカサカサしていますね、お住まいの地域や環境を考えると、もう少したつと、鼻の症状が少し軽くなるかわりに、皮膚の症状が強<br />
くなるかもしれません。そして、目が腫れたり、微熱が下がらないという、ひどい花粉症の症状は、たぶんお年寄りになるまでつづきます……。</p>
<p>そして、そのあと、こう続けます。</p>
<p>「あなたの花粉症の症状をらくにするには、この自然史を変えなくてはなりません。花粉症のクスリは、歴史を変える決め手にはなりません。つらい症状をらくにするだけですから、やめれば、またおなじような症状がでてきます。自然史を変えるには、いまあなたにアレルギー反応を<br />
起こしている抗原で、別の免疫を作り、あなたのアレルギー細胞そのものを変化させるしか方法がないのです。それが〈減感作療法〉です。</p>
<p>ただ、減感作療法が効果をあらわすには、何年という時間がかかります。いま鼻づまりがひどくて、このままでは仕事や勉強も手につかないというのなら、一度手術して、鼻づまりをらくにしておくのもいいでしょう。鼻水にも頭痛にも、それぞれいい治療法がありますから、そのうち、<br />
どれを選び、やるとしたらどのタイミングがいいのか、そういったことを、あなたの症状に年齢や職業なども加味して、まずいっしょに考えていきたいと思います。これがあなたの治療計画で、この治療計画なしに、私の治療は始まりません」</p>
<p>私か治療計画をたてるのは、減感作療法の患者さんだけではありません。検査の結果、粘膜や神経の過敵性が強いとわかった方にも、クスリでいきたいと希望される方にも、計画をたてます。花粉症の治療は、実はオーダーメイドなのです。花粉症の原因や症状はその人ごとにちがいますから、治療のやり方も、その人ごとに違えなくては効果があがりません。</p>
<h4>《減感作療法の効果　その１》</h4>
<ul>
<li>８０％→鼻や目の症状がらくになった</li>
<li>３３％→クスリなしで花粉シーズンが過ごせた</li>
</ul>
<h4>《大量飛散年にぶつかっても》治療開始後､１年以上経った場合</h4>
<ul>
<li>６０％→無症状</li>
<li>２２％→軽症</li>
<li>１７％→１週間以上、鼻づまりなどの支障があった</li>
</ul>
<p>花粉症のメディカルケアは、たくさんの方法があり、どの方法がいいかを決めるのは患者さんご自身です。たとえていえば、花粉症のようなアレルギー疾患や、粘膜や神経の過敏症は、その方なりの自然史を縦糸、職業や環境を横糸として、一枚の布が織られていくような病気といっていいかもしれません。そんな全体像を将来まで見渡しながら、どういう医学的な介入を、いつするかを考えていくことが、治療の根幹だと私は考え、実行してきました。</p>
<h4>減感作療法は、免疫系の勘違いを正す唯一の方法です</h4>
<p>さて、減感作療法の原理は、難しいものではありません。アレルギー体質というわけの分からない体質は、いろいろなものに敏感であるという体質、いろいろなものにアレルギーをつくってしまう体質、外に出たらくしゃみが出やすい体質など、たくさんの因子が絡み合って出来ていま<br />
す。その因子を一つ残らずよくしていくのは不可能ですから、体質そのものの改善は、今のところちょっと無理な相談です。</p>
<p>とすれば、病気を起こしている特定のアレルゲン、スギ花粉症の患者さんなら、スギの花粉によって出ている反応を抑えるのがべ夕１ということになります。そこで、スギ花粉の成分を薄めて、ほんの少しずつ体内に入れていき、それを徐々にふやして慣れさせていくことで、スギ花粉<br />
に対する過敏な反応を抑えていこう、その場合、鼻から入れれば、花粉症の症状が出るだけですから、体の皮膚や、最近では舌下という、ふつうは花粉が入ってこない場所から入れよう……これが減感作療法の大ざっぱな原理です。</p>
<p>花粉症は、もともと外敵ではない花粉を、体内の免疫系が外敵と勘違いして起こった病気です。この勘違いを正すために、その花粉のごくごく薄いものを、まず体内にいれます。すると、免疫系は「外敵かな、いや違うかな」と考え込んでしまうのでしょう。なんの行動も起こしません。</p>
<p>それを確認したら、もう少し濃くしたものをいれます。今度も免疫系は「見たことはあるけれど、よくわからない」と、何もしません。でまた、もう少し濃くしていく。こんなふうにくりかえしていくと、本物の花粉と出会っても、「敵のような気もするけど、まあいいや」というくらい反応か弱くなるか、まったく起こらなくなって、結果的に勘違いが正される……そんなことを狙った治療です。そしてやってみたら、それなりの効果も出たから、世界中に広まったのです。</p>
<h4>なぜ効果があるのか、そのメカニズムがすべて解明されているわけではありません</h4>
<p>たしかに効果のある、この減感作療法。ところが、いったいどういうメカニズムで効果がでるのかというと、正確にはよくわかっていないというのが正直なところです。もちろんいろいろな説があって、そのうちもっとも古くからいわれているのは、体の中に、アレルギー反応をとめる「遮断抗体」ができる、という説です。</p>
<p>皮下にスギ花粉エキスを注射しつづけると、ふつうは花粉が入ってくる場所ではない皮膚から入ってきたので、それに対しては、垣Ｅ抗体ではなく、細菌などが入ってきた場合と同じように、IgＧ抗体がたくさんできてきます。この塘Ｇ抗体はアレルギー反応を起こす毎Ｅ抗体とバラン<br />
スをとって常に張り合っている存在ですから、IgＧ抗体がふえれば、それが遮断抗体となってIgＥ抗体の力が弱められ、その分、症状が軽くなるわけです。</p>
<p>そのほか、免疫を調整しているリンパ球の働きが変わるからだとか、IgＥ抗体に対抗する物質ができるからという説、ヒスタミンなど花粉症の症状を起こす原因物質を分泌するアレルギー細胞の反応や、粘膜にある細胞の反応そのものが鈍くなるという説もあります。</p>
<p>私は、注射で入れたスギ花粉アレルゲンが、リンパ球を刺激する結果、鼻の粘膜にあってアレルギー反応を起こしている細胞やリンパ球などの数を減らすのが、効果の源だと考えています。その解明はこれからの仕事です。</p>
<h4>《減感作療法の効果　その２》</h4>
<ol>
<li>施設によって多少ちがいますが、スギ花粉症では70～80％の有効率が認められています</li>
<li>ダニが原因の通年|生アレルギー鼻炎をもち、スギ花粉にアレルギーがあっても、まだ花粉症の症状が出ていないという人のうち、減感作療法をしなかったグループは３年以内に51％がスギ花粉症を発症しましたが、減感作療法を受けたグループでは13％が発症しただけでした</li>
<li>子どものときに２年以上の減感作療法を受けた人は、大人になっても76％が花粉症の症状が出なかったり、うんと軽いものですみましたが、１年未満の減感作療法では16％が、クスリだけでは20％が、花粉症になりました</li>
<li>ダニアレルギー陽性の人に、ダニの減感作療法を実施すると、花粉などほかの種類のアレルギーになることが予防されました</li>
<li>平成７年度に行なわれた当時の厚生省の研究では、減感作療法によって、花粉シーズン中、軽症あるいは無症状たった人が80％を超え、２年以上つづけたあとにやめた人でも、約70％に効果が持続している、という結果でした</li>
</ol>
<h4>《特異的免疫療法》</h4>
<p>減感作療法は「特異的免疫療法」とも呼ばれます。スギやブタクサなど、特定の抗原に対して免疫をつける治療だからです。ただ、おなじように免疫をつける、ウイルス系のオタフクカゼや麻疹のワクチンとちかって、スギ花粉症では、一回花粉を吸い込んだだけで病気になるわけではありませんから、ワクチンを一度や二度注射しても、花粉に反応しなくなるほどの免疫はできません。免疫ができるまで、何回何十回と注射を重ねていきます。現在、日本で減感作療法ができる花粉症のアレルゲンは、スギとハウスダスト（ダニ）、ブタクサの３種類で、病気でいえば、通年性アレルギー鼻炎とスギ花粉症、ブタクサ花粉症です。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>減感作療法は、なぜ効かないといわれたのでしょうか</title>
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		<pubDate>Thu, 06 Oct 2011 08:32:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[花粉症治療]]></category>

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		<description><![CDATA[花粉症には、大きく分けて、減感作療法で根治できる花粉症と、根
治の難しい花粉症とかあり、その区別もなく治療していたから、成績がわるかったのです。なぜ治療成績がわるかったのでしょうか
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>以前でた花粉症の本にも、減感作療法がスギ花粉症にあまり効かないと主張する医師が登場しています。この本では、その減感作療法をお奨めになるようですが、以前と違うところがあるのでしょうか。そして、どうして減感作療法は「効かない」ということになったのでしょうか。効かない人にもやっていたからです</p>
<p>なぜ効かないといわれたのか、これはたしかに大問題です。じっさい、「減感作療法」だけが、根治が望める花粉症の原因療法であることは、専門医なら誰でも認めるところなのに、20世紀の初頭に登場して以来、その後、日本では、あまり広まっているとはいえません。そのいちばん大きな理由は、治療に時間と手間がかかるという以上に、これまでの治療成績が、けっしてほめられたものではなかったからです。</p>
<p>その理由も明らかです。</p>
<p><span id="more-30"></span>効かない人にいくらやっても、効くはずはありません。つまり、花粉症には、大きく分けて、減感作療法で根治できる花粉症と、根<br />
治の難しい花粉症とかあり、その区別もなく治療していたから、成績がわるかったのです。なぜ治療成績がわるかったのでしょうか</p>
<p>治療成績がわるかった原因を二言でいえば、花粉症という病気を、誰もがおなじような顔を持つ、単純な病気だと考えていたこと<br />
です。</p>
<p>病原体が起こす病気は単純です。その病原体がどのようにからだに侵入して、どこを攻撃してどんな症状を起こし、どんな経過をたどるのか、個人差はあってもその違いは少なく、立てる戦略もおのずと決まって、まぎれもありません。ところが、花粉症は、そんな単純な病気ではないのです。</p>
<p>花粉症の本体はたしかにアレルギー疾患ですが、患者さんたちを悩ましている症状は、先に中し上げたとおり、けっしてアレルギーによるものだけではありません。患者さんの［作のかたちや、鼻の病気があるかないかによっても、症状が違いますし、ほかのアレルギーがあれば、また違います。精神的なストレスなども大きく関わっています。それだけでなく、鼻やのどの粘膜の過敏<br />
さの度合いでも症状がちがうし、神経反射の強い人と弱い人でも違うのです。このことが、これまでまったく重要視されてきませんでした。花粉症の症状はアレルギーと神経過敏です</p>
<p>神経反射の過敏性といっても、すぐにはおわかりにならないかもしれません。ここでいう神経とは、鼻や目やのどに分布する知覚神経や自律神経のことです。</p>
<p>あなたはお風呂上がりに冷たい空気にあたったり、冷房が効いた部屋に入ったとき、くしゃみが出るタイプですか？<br />
一度くしゃみが出ると、連続するタイプですか？<br />
ラーメンを食ぺると、鼻水が出ませんか？<br />
あなたは汗っかきですか？<br />
このどれにも、実はアレルギーは関係していません。しかし、花粉症の方には、こういう方が多くて、しかもそれが症状に直接、影響しているのです。こういうことが、私のいう「神経の過敏性」で、「個人差」を起こす原因の一つでもあります。</p>
<p>アレルギーが原因なら８割に効果があります</p>
<p>花粉症の症状は、アレルギーと神経の反射、そして好酸球などの炎症細胞による粘膜の炎症でつくられたものです。鼻がつまるのはぼんとうにつらい症状ですが、鼻づまりがひどいと訴える患者さんのなかにも、アレルギー反応や炎症によって鼻がつまった人と、神経の過敵性が原因の人、さらに鼻のかたちや病気による鼻づまりの方が、いっしよになっています。１人でいくつも合併している方も、けっこういます。</p>
<p>いま花粉症の診療ガイドラインでは、花粉症を「くしゃみ・鼻水（鼻漏）型」と「鼻づまり型」にわけるようになっており、両方の症状がむなしくらいでどちらともいえない場合を「充全型」といっていますが、それだけの分類では、じっさいの患者さんの多様性をカパーしきれません。</p>
<p>これまで減感作療法があまり効果がないといわれていた一つの原因として、アレルギー以外の原因で症状が強い患者さんにも、おなじように治療していたことがあります。ですから、私たちが花粉症の患者さんの状態をくわしくしらぺ、神経の過敏性が主な原因という方を除いて治療していくと、ほぼ80パーセントの方に、治癒と症状の軽快が達成できたのです。</p>
<p>もうひとつ、効かないといわれた原因があります。じっさいに減感作療法をやっている医師が、アナフィラキシーショックという副作用がでるのをこわがって、治療に使うエキスの量が少なかったからです。エキスの量が少なければ、抗原にからだを慣れさせるような免疫の変化が起こせません。減感作療法は、経験のある専門家が、事故を予想しながら、それが起こっても大丈夫なような手段を用意して治療にあたる必要があるのです。</p>
<p>私たちのこの治療の数字は、今後、さらに上がっていくでしょう。免疫治療の領域でも、どんどん新しいタイプのクスリが開発されているからです。</p>
<p>当然、検査も違ってきます。ごく一般的な検査ではなく、「神経の過敏性」などをみるには、もう一工夫が必要なのですが、そんな検査をやっているところは、今でもごく少数にとどまっています。</p>
<p>こういうことを頭に入れた上で、私たちがやっている正しい減感作療法とはどういうものかをお話ししましょう。</p>
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		<title>私の花粉症を治してください</title>
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		<pubDate>Thu, 06 Oct 2011 07:30:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[花粉症について]]></category>

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		<description><![CDATA[花粉症の治療にはいろいろな方法があり、それぞれにどんどん進歩しているのはわかります。しかし、私の花粉症はよくなりません。今までの対応がよくなかつたかもしれませんが、なんとか私の花粉症を治してください。

]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>花粉症の治療にはいろいろな方法があり、それぞれにどんどん進歩しているのはわかります。しかし、私の花粉症はよくなりません。今までの対応がよくなかつたかもしれませんが、なんとか私の花粉症を治してください。</p>
<h3>わかりました。あなたにもつともぴつたりの治療をお教えしましょう</h3>
<p>私の診察室には、あなたのような患者さんがよく来られます。花粉症が治りづらいと悩まれたり、あるいはちゃんと治したいと考えていらっしゃる方です。ドクターショッピングというのでしょうか、ここで何軒日だとおっしゃる方もいます。病院を変え、医師を変えても、なかなかよくならない……。そういう方に、少し長くなりますがと前置きして、必ずいうことがあります。</p>
<p>それは、これまで「症状は一人ひとりちがう」といってきた、その中身についての、私なりの仮説です。仮説ではありますが、この考えで治療をすると、じっさいに症状が改善されていますから、ただの仮説ではない、と思っています。</p>
<h3><span id="more-25"></span>花粉症はそう単純な病気ではありません</h3>
<p>花粉症が複雑なのは、そのなかにたくさんの細かな相違が隠されているからです。</p>
<p>まず、花粉症に「なる・ならない」という、人による違いがあり、からだがスギ花粉というアレルゲンに感作された（抗原が体内に入ったあと、体内に抗体ができ、抗原が再度入ってきたときに対応できる状態になったこと）あとも、どのようなかたちで症状が出るかという「反応性」の相違が、人ごとにあります。</p>
<p>アレルギー細胞（肥満細胞）にのっている阻Ｅ抗体の数（ＲＡＳＴ検査でわかります）も、人によって違います。そして、ＩｇＥ抗体の数が多ければ、症状も強いかといえば、そうでもありません。それぞれのアレルギー細胞が出す、ヒズタミン（花粉症の症状の原因になっている物質）などの量が違うからです。</p>
<p>おなじ量のヒスタミンが出ていても、人によって、反応するヒスタミン受容体の数が違うし、ヒスタミン受容体の感受性の強さが、また人によって違います。</p>
<p>そこで何かいいたいのかというと、見た日はおなじくらいの症状のひどさでも、そこにはヒスタミンの出る量が多い人と、ヒスタミン受容体が感じやすい人がいるから、当然、治療の仕方も違ってくる、ということです。</p>
<p>それだけではありません。鼻のかたちも、鼻の病気の有無も、人によって違います。ほかのアレルギーがあるかどうかも、人によります。</p>
<p>さらに、涙とか鼻水という体からの「分泌」は、個人差がものすごくある現象ですが、その原因には、鼻の中の粘膜がすごく敏感な方もいれば、粘膜を支配している神経性の反射が強い方もいる、これはアレルギーとは関係しませんが、出てくる症状は、よく似ています。</p>
<p>こういう患者さん一人ひとりの「相違」を、お話をお聞きしたり、症状をみていったり、また違う検査をしたりすることで、究明していくのが、私の花粉症治療の前提なのです。そして、その結果をみながら、患者さん一人ひとりごとに違うオーダーメイドの治療をしていく、これが、私かお奨めする、あなたにぴったりの治療です。</p>
<h3>鼻をかむ回数より、鼻汁の量が大切です</h3>
<p>たとえば、第４章で出てくる、花粉症の「くしゃみ・鼻水型」の基準になっているのが、鼻をかむ回数です。しかし、私か知りたいのは、回数ではありません。いったいどのくらいの量、鼻汁が出るかという鼻汁の量です。これをつきとめないと、過敏性の検査にはなりません。</p>
<p>そこで、患者さんには、ＯＨＩＯ・チェインパーという、私たちが設計した特別なボックス（花粉暴露室）の中に入っていただきます。そして、決まった量の花粉を、ボックスのなかに吹き込むと、吸い込んだ患者さんは鼻水が出て、鼻をかみます。そこで、そのかんだティッシュの重さを測ると、おおよその鼻汁量（１時間で２～３グラムですが）が測定できます。つぎに、効果を知りたいクスリ<br />
を飲んでもらってから、おなじことをすると、どのくらい鼻汁量が減るのかがわかります。</p>
<p>これは、「検査」のごく一部です。私たちが知りたいのは、実際に花粉が、その人の体にどれくらい入ってくれば、どんな原因物質がどのくらい出て、どんな症状が、どのくらい続くのか、血液の状況はどう変わるのか、という一連の流れです。</p>
<p>こういう基本的なことが、花粉症では、これまでまったく研究されていませんでした。ですから、そんな暗黒大陸に少しずつ光をあてながら、綿密な実験を積み重ね、可能なかぎり、その患者さんにあった薬剤なり治療法を摸索していきたいのです。</p>
<h3>過去の治療の成績も、重要なデータです</h3>
<p>その一方、毎日の臨床で、できるかぎり患者さん一人ひとりの花粉症の違いを、把握しなくてはなりません。そこで役に立つのが、これまで試みた治療法がどんな成績だったかという、その患者さんの「反応性」です。</p>
<p>私のところにこられる方は、必ず、どこか別のところで治療を受けています。それはどういう治療で、どういう結果だったのか……。</p>
<p>もう一つの鍵は、これまでの経緯です。くしゃみや鼻づまりという症状がいつから始まって、そのあとどうなっているのか、その症状は一年中あるのか、くしゃみのほうがひどいのか、鼻がつまるのか、そういった症状は、たとえばク土フーが効いた部屋に入ると悪化するのか……。</p>
<p>ですから、かなりしつこく、かつ細かくお話をうかがうことになります。</p>
<p>そして、ＲＡＳＴや血清の総垣Ｅ検査の値なども参考にしながら、おおまかな治療の方向性を決めます。</p>
<p>たとえば、ＲＡＳＴの値が低いのに症状が重いという方は、神経過敏の傾向か強いのではないかと疑います。そんな方には、副交感神経の遮断剤である鼻の噴霧薬（フルブロンなど）が処方できればいちばんいいのですが、原料の特定ブロンが全面禁止されたために、今はありません。そこで、抗ヒスタミン薬のなかから、同じような内服薬や鼻噴霧薬を選択し、それでも鼻水がとまらないなら、鼻汁の分泌を支配している後鼻神経を切る手術も考えます。</p>
<p>また、夜になっても鼻づまりが治らない患者さんには、ふつうなら禁忌とされている血管収縮薬の入った噴霧薬がいいのかもしれません。あるいは、マスクをかけて眠ってもらうのがいいかもしれません。一人ひとり治療法が違うというのは、そういうことです。</p>
<p>ですから、患者さんに対して、あなたの体のなかでどういうことが起こっているのかを、できるかぎり正確に説明し、そのためにこういうクスリを出すのですなどとお話しして理解していただく、そういう意味で、私の治療の基礎は、インフォームドーコンセントなのです。</p>
<h3>混在している鼻過敏症が、治療をさらに複雑にしています</h3>
<p>花粉症の治療を複雑にしているのは、何度もいいますが、かなりの割合で、ほかの鼻の病気や、アレルギーではないけれど、鼻粘膜の過敏性を強めて、鼻水、くしやみ、鼻づまりという三大症状を起こす、いわゆる鼻過敏症（過敏性非感染性の鼻炎）が混じりこんでいるからです。鼻の症状は花粉症とまったく同じですが、アレルギー検査をしても、血液をしらぺても、アレルギーだと考えられるものは、なにも出てきません。</p>
<p>その一つが「血管運動性鼻炎」です。血管運動とは血管の拡張と収縮のことで、それを支配している自律神経の異常が原因と思われたことから、この名がつきました。欧米では、原因不明という意味で、「本態性鼻炎」とも呼ばれています。おなじような症例で、アレルギー検査は陰性で、鼻水中の好酸球だけがふえているのが「好酸球増多性鼻炎」です。この名になじみはないかもしれませんが、実際にはけっこう多いものです。</p>
<p>さらに、鼻水が主な症状のものでは、たとえばカレーやラーメンなどの刺激性の熱い食ぺ物を食ぺたときに、なぜか鼻水がでる「味覚性鼻炎」や、寒い空気を吸い込むと鼻がむずむずする「冷気吸入性鼻炎（スキーヤー鼻）」、老年になると鼻水が出やすくなる「老人性鼻炎」などがあり、鼻づまりのほうでは、降圧剤や噴霧薬による「薬剤性鼻炎」、ストレスやうつ、神経症の症状として現われるマ心因性鼻炎」、妊娠中期に起こる「妊娠性鼻炎」、甲状腺の機能が低下するのが原因の「内分泌性鼻炎」、手足が急に冷えると鼻がつまる「寒冷性鼻炎」、さらに冬、部屋を暖房して空気がカラカラになると出てくる「乾燥性鼻炎」など、さまざまなものが、鼻水を出させたり、鼻をつまらせたりしています。</p>
<p>なかなか治らないというあなたの場合も、たぶん、こういったものが複雑に組み合わさっていると思われます。</p>
<p>お風呂上りに風にあたるとくしやみが出たり、ラーメンをたぺると鼻がぐずぐずいったり、眠くなるとからだが蝉くなったり、仕事のストレスなどという自律神経の変調からくる症状でも、アレルギー治療薬はそれなりに効いてくれます。しかし、それはあくまでも「それなり」ですから、その結果にあなたが満足しなくても、無理はありません。</p>
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		<title>花粉症と診断されました、どんな治療を選べばいいのでしょうか</title>
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		<pubDate>Thu, 06 Oct 2011 07:20:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[花粉症について]]></category>

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		<description><![CDATA[花粉の季節だけ症状をやわらげればいいのか、それとも２度と花粉症にならない「体質」を手に入れたいのか]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>治療には、どんなクスリや方法があるのでしようか。選び方もわかりません。教えてください。</p>
<h3>治療法は、あなたのお考えと症状で決まります</h3>
<p>どういうふうに治療するかは、あなたのお考えと症状しだいです。<br />
花粉の季節だけ症状をやわらげればいいのか、それとも２度と花粉症にならない「体質」を手に入れたいのか……、そのどちらのご要望にも、私たちはお応えできます。　いずれにせよ原則的には、患者さんご自身にやっていただく「セルフケア」と、医師が行なう「メディカルケア」を車輪の両輪としてやっていくというのが、あらゆるタイプの花粉症に共通する治療方針で、そのどちらにも、患者さんの症状やライフスタイルに応じて、さまざまな方法があります。</p>
<p><span id="more-22"></span>メディカルケアの主流は、クスリによる薬物療法で、いいクスリが次々に開発されています。そして、花粉が飛び始める時期も、かなり正確に予想できるようになりましたから、飛散する前にクスリをのみはじめ、飛び始めても、出る症状を軽くしようという「初期療法」が、私ども医療機関の薬物療法の中心になりました。とはいえ、その治療は、花粉症を「予防」したり「治す」ものではなく、症状を「緩和」するためのものです。手術も、現在のところ症状の緩和が目的です。</p>
<p>もし、花粉症を根治しようと思ったら、減感作療法しかありません。ただ、この療法は、日本中のどこの病院でもできるものではありませんし、医師なら誰でもできるというものでもありません。きちんとできる医師や施設は限られていて、患者さんは、根治するまで、時間も手間もかかります。</p>
<p>減感作療法は昔から行なわれてきましたが、現在、私たちがやっている減感作療法は、以前のものとは内容がまったく違います。このことが専門医以外に知られておらず、そこで、減感作療法は効かないなどという誤解が、世間に広く流布することになっていたのです。</p>
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		<title>病院ではどんな診察をするのでしょうか</title>
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		<pubDate>Wed, 05 Oct 2011 16:39:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[花粉症について]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://s6av.com/?p=19</guid>
		<description><![CDATA[花粉症に似た病気やアレルギーはたくさんあるし、ほかの原因で症状がつらくなっているかもしれません。それに、診察にもそう時間はかかりません。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>病院へ行こうと思いますが、どんな検査や診察をするのか、少しくわしく教えてください。</p>
<h3>診察は問診から始まります</h3>
<p>花粉症に似た病気やアレルギーはたくさんあるし、ほかの原因で症状がつらくなっているかもしれません。それに、診察にもそう時間はかかりません。診察を、流れにそってお話ししましょう。</p>
<h4>問診</h4>
<p>くしゃみや鼻水などの症状が、本当にアレルギー性のものなのかどうか、それを推測するいちばん大切な診察です。いつから、どんな症状が出始めたのか、どんな症状が強いのか、ご家族にアレルギーやアトピーの方はいらっしやるのかなど、聞き忘れることがないよう、私は39項日の質間が書いてある問診表を手元において、じっくりお話をお聞さしています。主な質問をあげて<br />
おきますので、少なくともこういう質問にすぐ答えられるよう、事前にメモなどをしておいてください。</p>
<h5>《問診で聞かれること）</h5>
<ol>
<li>どんな症状があるか、そのなかでいちばんつらいのは何か</li>
<li>その症状はいつから始まったのか、何年前からあるか</li>
<li>どんなとき（季節、時間帯、天候など）に症状が悪化するか</li>
<li>現在まで、どのような検査と治療を受けてきたのか。使った市販薬と、その効果</li>
<li>花粉症以外のアレルギーの病気はあるのか</li>
<li>家族や親族にアレルギーの病気の人はいるか</li>
<li>お住まいの住所、どんな家で周りの様子は、という住宅環境、職場環境。ペットは飼っているのかなど</li>
</ol>
<h4><span id="more-19"></span>鼻粘膜（鼻鏡）検査</h4>
<p>鼻鏡という専用の器具で、鼻の中の粘膜をしらぺる検査です。健康な方の鼻粘膜はピンク色ですが、花粉症の方は赤かったり、通年性のハウスクストーアレルギーの方では白っぽくなっているなど、病気ごとに特徴的な所見があります。経験のある耳鼻科医なら、間診とこの鼻鏡検査で、アレルギーかどうか、花粉症かどうかの診断が、ほとんどできます。</p>
<p>同時にほかの鼻の病気（副鼻腔炎や鼻のポリープ、鼻中隔鸞曲症など）がないかも確認します。本人に自覚がなくても、こういう病気をもっている方はけっして少なくありませんし、どれも花粉症の症状（とくに鼻づまり）を重くし、治らなくしている原因の一つなのです。</p>
<h4>鼻汁好酸球検査</h4>
<p>薬包紙という、クスリを包かのに使うサラサラした紙で鼻をかんでもらい、その鼻汁を顕微鏡でしらべます。</p>
<p>白血球の一種である好酸球がふえていると、アレルギー性鼻炎であることが明らかになります。痛みもないし、すぐにすむ検査です。</p>
<p>好酸球はアレルギー反応が起きたところの血管から組織にしみだしてきます。ですから、鼻汁に好酸球が入っていれば、鼻の粘膜でアレルギー反応が起きている証拠です。</p>
<p>また、かゆいなど目の症状の強い方では、目の結膜の分泌物をしらぺることもあり、そこに好酸球がみられたら、その結膜炎はアレルギー性ということがわかります。</p>
<h4>ＲＡＳＴ検査</h4>
<p>「ラスト」と読みます。少量とった血液を、スギやブタクサ、カモガヤなど、花粉症を起こすことがわかっているいくつかの物質と反応させ、その物質に対する「特異的垣Ｅ抗体」がふえているかどうかをしらぺる血清抗体検査で、アレルギーの原因をつきとめようという検査です。</p>
<p>検査機関に送りますから、結果が出るまで数日かかります。そこで、じっさいの診察では、つぎの皮内テストや誘発テストをして、ラストの結果が出る前に、「スギ花粉症」かどうかの診断をするようにしています。</p>
<p>なお、ＩｇＥ抗体というのは、アレルギー反応が起きているとき、血液の中にふえる抗体のことです。Ｉｇとは「免疫グロブリン」のことで、抗体ごとに濃度が違いますから、それぞれの濃度を測れば、どんなアレルゲンに対してアレルギー反応を起こしやすいかがわかります。</p>
<h4>皮膚反応検査（皮内テスト）</h4>
<p>皮内に、花粉症を起こすいくつかのエキスを注射し、１５～20分間安静にして、どんな反応がでるかをみる検査です。スギ花粉症の方なら、スギ花粉エキスを注射したところが数分もするとかゆくなり、15～20分後には、虫さされのように赤く腫れます。</p>
<p>ぷくっと腫れたところを「膨疹」といい、その膨疹の直径が10ミリ以上、まわりの赤い部分（紅斑）が20ミリ以上あると「陽性」というふうに、膨疹や紅斑の大きさで、何段階かにわけます。時間もあまりかかりませんし、腫れたところは一日もしないうちに消えます。もし残ったり、翌日になって再び赤くなる場合には、その方にとって、それは強い抗原（アレルゲン）だという証拠です。テストするエキスの種類は人によってちがいますが、ふつうは５種類前後、時には20種類もテストすることがあります。入浴はできますが、ひっかいたり、こすったりしないでください。</p>
<p>この検査は、短時間で結果がわかるし、費用もそれはどかかりませんが、検査にクスリの影響が出ないようにするために、少なくとも検査の前一週間はアレルギーや風邪のクスリは使わないようにしなくてはなりません。テストのあと、腫れやかゆみが残ったりして、患者さん白身はちょっと大変ですが、がまんしてください。</p>
<p>注射のかわりに、皮膚をひっかいたりして小さなキズをつけ、そこにエキスをたらすスクラッチテストも、原理は同じです。</p>
<h4>鼻誘発検査（鼻誘発テスト）</h4>
<p>ちょうど花粉を吸い込んだときの上うに、花粉エキスをしみこませた小さな布や濾紙を鼻に入れて、どんな症状が、どの程度出るかをしらぺます。鼻の三大症状（かゆみやくしゃみ、鼻水、鼻づまり）がすぺてあり、とくにくしゃみをつづけて６回以上すれば、＋＋＋の強い陽性です。</p>
<p>そして、この鼻誘発テストと皮内テスト、それに鼻汁好酸球検査の結果を総合して、「鼻アレルギー診療ガイドライン（通年性鼻炎と花粉症）」では、その方の花粉症の病型や程度を分類することになっています。</p>
<h4>エックス線・ＣＴ検査</h4>
<p>鼻づまりが強い方などの場合、副鼻腔炎やポリープ、またはそのほかの鼻の病気がないかどうか、しらぺる検査です。</p>
<h3>大切なアレルギー日記</h3>
<p>花粉症と診断されると、治療をはじめる前にアレルギー日記を渡されたり、つけるように医師から奨められたりします。</p>
<p>アレルギー日記は、毎日の症状や服薬、どんな治療をしたか、どんな生活をしたかなどをぶ録するもので、私たち医師にとっても、患者さんにとっても、大切な記録です。</p>
<p>簡単な記録でも、毎日つづけることによって、病気の状態がはっきりとわかってきます。症状がよくなったりわるくなったりするようすをみて、自分はスギ花粉だけの花粉症なのか、そうでないのかなど、推測することもできるし、こういうことをすると、いつも症状がわるくなるなどと、患者さんにとっても、新しい発見があったりします。</p>
<p>ひとつの例を出しておきましたので、コピーなどをされたり、ご自分なりに工夫されて、活用していただければ幸いです。あてはまるところを囲むなどして、なるぺく簡単に書けるように考えました。くしゃみや鼻をかんだ回数などは、小さな手帖を持ち歩いて正の字を入れておき、一日分をまとめて記入するといいでしょう。</p>
<p>はじめから細かく書こうと思うと、長つづきしません。簡単でいいからつづけることです。はじめは大変でも、ちょっとがんばってください。みえてくるものが、きっとあるはずです。</p>
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