検査や、治療のスケジュールなどについて、教えてください。
大事な注意の一つは、花粉が飛び出す、少なくとも3ヵ月ほど前に治療を開始する、ということです。減感作療法の目標である「維持量」(あとで説明します)に達するまで、ふつうのスケジュールでは、どうしても12~13週、3ヵ月くらいはかかりますから、スギ花粉が原因なら、遅
くても秋口の十月ごろには始めたいのです。
私の息子はすっと、ハウスダストが原因の通年性アレルギー鼻炎といわれ、治療もしてきましたが、先日、病院で検査をしてちらったら、スギ花粉にも陽性ということがわかりました。中学受験も近く、できるなら根本的によくしてやりたいし、本人もそう望んでいます。両方の減感作
療法をうけたいのですが、ますハウスダストをやってから、つぎにスギ花粉の減感作をやるのでしようか。それではずいぶん時間がかかり、受験に間に合わないと心配しています。 続きを読む
主治医から「減感作療法」を奨められています。この療法で、私のひどい花粉症が、本当に治るのでしようか。減感作療法は手間と時間がかかるだけで、あまり効かない、クスリでつらい時期だけやり過ごしたほうがいいという話も、ときどき聞くのですが……。
あなたは何をお望みなのでしょうか。結論は、その一言に尽きます。「減感作療法(特異的免疫療法)」は、現在、花粉症を根治させうる唯一の方法で、効かないことはありません。ただ、時間がかかります。また、病院へ通い続けなくてはなりません。
花粉症の症状がそんなに重くなく、クスリやマスクなどで、シーズンをなんとか過ごせているなら、そのままでもいいでしょう。しかし、あなたがまだ若く、花粉シーズンの間、眠れない夜がつづいたり、熱が出たり、お化粧ができないくらい顔が腫れたり、一瞬もティッシュが手離せなかったり、頭痛や腹痛がひどくなったりという、かなり重い症状がっづくのなら、主治医のお奨めのように、一度、減感作療法をお考えになる価値は充分にあります。 続きを読む
以前でた花粉症の本にも、減感作療法がスギ花粉症にあまり効かないと主張する医師が登場しています。この本では、その減感作療法をお奨めになるようですが、以前と違うところがあるのでしょうか。そして、どうして減感作療法は「効かない」ということになったのでしょうか。効かない人にもやっていたからです
なぜ効かないといわれたのか、これはたしかに大問題です。じっさい、「減感作療法」だけが、根治が望める花粉症の原因療法であることは、専門医なら誰でも認めるところなのに、20世紀の初頭に登場して以来、その後、日本では、あまり広まっているとはいえません。そのいちばん大きな理由は、治療に時間と手間がかかるという以上に、これまでの治療成績が、けっしてほめられたものではなかったからです。
その理由も明らかです。